俺の彼女は車椅子でした。
卒業式
ジリリリリリ…
うるさい目覚ましを止める
もう8時か!?
やばい…遅れる…
いや…待てよ
今日、学校休みじゃねぇか
朝から一人でコント的なことをしてバカバカしくなった
このことを今日、奈々に伝えよう
きっと笑ってくれるだろう
そんなことを考えていたとき携帯がなった
亮からだ
何だよこんな時間に…
「もしもしぃ、何の用だよ」
「優人……落ち着いて聞いてほしい」
「あぁ?何だ」
嫌な予感がした
電話口から微かに明日香の泣き声が聞こえたからだ
亮の声が震えている……
いや、気のせいだ…気のせいだ…
「早く言えよ」