俺の彼女は車椅子でした。



階段を一段一段登る



屋上へのドアを開ける



雨がより一層強まっていた


屋上の端に立つ



そこから市内が一望できた




一歩踏み出せば……奈々に会える




また…奈々の笑顔が見れる…



……奈々の絵が見れる…



奈々と一緒に居れる……



ポケットから昔お揃いで買ったキーホルダーを出した


今、会いにいくからな……


待ってろよ……


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