俺の彼女は車椅子でした。


1年4組36番


これがわたしの番号…


校長先生の長ったらしい話を聞きながら、わたしは体育館を見渡した。


舞台に掲げられてる「入学式」の看板…


同じ制服の生徒…


人口密度が高すぎる体育館…


入学式から寝てる新入生…


あくびしている他の先生たち……


無駄に厚化粧のたくさんの保護者……


全てが新鮮だった。


私服登校の1学年10人前後の養護学校とは大違い。


可愛いとは言えない制服だけど…



わたしは好きだ……
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