俺の彼女は車椅子でした。

もうすぐ花火大会が始まるから
わたし達は見やすいスポットに移動していた時だった。


「おい!そこの車椅子!」

酔っ払ったおじさんが叫んだ

「ここは障害者の所じゃねぇんだよ!
目障りだ!てめぇみたいな税金泥棒はこんなところに来てんじゃねぇよ!!
調子乗ってんじゃねぇ!」


一気に夢から覚めた感じだった。

わたしが今まで祭りに行かなかった理由

それはこれだ

たくさんの人の視線が嫌で行かなかったんだ……
< 63 / 330 >

この作品をシェア

pagetop