俺の彼女は車椅子でした。
明日香がわたしの隣の席を指さした。
髪の毛が真っ黒の…普通にイケメン…
「石原優人。この学校席がえねぇからよろしくな」
低い声がたくましく聞こえた。
席替えないんだ…
「よろしく」
「ちなみにこいつフリーだから」
明日香の言葉に、うっせーと笑って返していた。
こういうのいいなーと思った。
「奈々、どこ中?」
「えっと…大宮…中学。明日香たちは?」
なんか養護学校と言いたくなかった。
「下名中学だよ〜」
下名…って…
「もしかして下名町に住んでる?」
明日香が頷いた
「わたしも…わたしも、下名町だよ!」
「まじかよ!俺らと一緒じゃん!」
「ほんと!?」
その後色々話して、四人の家が近いことがわかった