俺の彼女は車椅子でした。
「まず本気にしてくれない。
小さい頃から知ってるから
意地悪とかはしないけど
あたしをクラスの女子を見る目で見ない
同い年なのに、年下って感じで見てる
付き合えたとしても、相手には青春して欲しいから…付き合いたくはない」
「そっか」
わたしと全く同じだった
「なーんてね」
舞美がいたずらっぽい顔で笑った
「ぜーんぶ言い訳
本当は怖いだけ。
もし付き合えたとして……
相手は本気で付き合ってくれるのか…
実は他に彼女がいて
こっちは笑い話にされるんじゃないかって。
自分に自信ないから
そもそも自信もてって言うほうが無理な話だけど
男子があたし達のことどう見てるのかなんて想像できない
どんだけ本気なのかもわかんない
だけどそれって普通の子でも同じなんだよね
よっぽどの美人以外は
みんな自信なんてない
みんな不安なんだよ…」