俺の彼女は車椅子でした。
約1カ月ぶりの美術部
10月の文化祭に向けて、今日から絵の色塗りに入る予定
「久しぶり」
「お久しぶりです、昴先輩!」
昴先輩はまた大きな絵を持っていた
大きな山の絵…
まだ下書きだけど、すごいものができるんだろうな…
「奈々ちゃんおひさ〜」
「真希ちゃん、希望ちゃん!久しぶり〜」
キャンパスを設置して、絵の具を準備しようとした。
「……あれ?」
…絵の具を教室に忘れた…
「どうした?」
「絵の具、教室に忘れたみたい。
取りに行ってくるね」
わたしは教室に向かって車椅子をこいだ。