しあわせのかたち
「えっと、あの……」
まぁ、よくない噂なのだろう。
須賀は言いにくそうに言葉を詰まらす。
須賀の隣に座る七海は、俺の噂なんて聞いた事がないみたいで、きょとんとしている。
そんな七海をみて、“可愛いな”なんて思っていた。
それは、子供や小動物をみて可愛いと思うような感じで。
須賀はそんな七海に、
「大阪支社に、仕事が出来てカッコイイ人が居るって話。その主任がうちに異動してくるってなったから、主任の異動初日、先輩達、気合入っていたでしょ?」
「うん」
「えっと……、主任はモテるって事よ。うん、そう。そうなの!」
俺が目の前に居る手前、多分、かなり良いように説明をしていた。
七海はあまり納得していなさそうだったけど、須賀はその話を終わらせ、
「で、主任。主任が二年も彼女いないって、もう女はいらないって感じなんですか?それとも、仕事が彼女とか言っちゃう感じですか?」
俺に話を振る。
そんな事を言う須賀に、“どんな噂が流れているんだ?”なんて思ったけど、俺の噂はいい噂じゃない事は確かだし、聞くのはやめておいた。
まぁ、よくない噂なのだろう。
須賀は言いにくそうに言葉を詰まらす。
須賀の隣に座る七海は、俺の噂なんて聞いた事がないみたいで、きょとんとしている。
そんな七海をみて、“可愛いな”なんて思っていた。
それは、子供や小動物をみて可愛いと思うような感じで。
須賀はそんな七海に、
「大阪支社に、仕事が出来てカッコイイ人が居るって話。その主任がうちに異動してくるってなったから、主任の異動初日、先輩達、気合入っていたでしょ?」
「うん」
「えっと……、主任はモテるって事よ。うん、そう。そうなの!」
俺が目の前に居る手前、多分、かなり良いように説明をしていた。
七海はあまり納得していなさそうだったけど、須賀はその話を終わらせ、
「で、主任。主任が二年も彼女いないって、もう女はいらないって感じなんですか?それとも、仕事が彼女とか言っちゃう感じですか?」
俺に話を振る。
そんな事を言う須賀に、“どんな噂が流れているんだ?”なんて思ったけど、俺の噂はいい噂じゃない事は確かだし、聞くのはやめておいた。