しあわせのかたち
「えっ?でも、七海、忘年会の時、彼氏出来たって言ってなかったっけ?」
佐々木はやっぱり食いついてくる。
そして、「何で別れたの?」と、興味津々に聞いてくる。
「別に何でもいいじゃん」
「えぇー」
別れた理由を話さない私に、佐々木は不満そうな顔をする。
雄二にフラれた理由を知る弥生は、
「何だっていいでしょ。佐々木には関係ない」
と言ってくれたけど、それでも、佐々木は聞きたそうな顔をしている。
別に、雄二の事を引きずっているわけではないし、気持ち的にも落ち着いている。
だけど、いくら仲の良い人でも、興味本位で聞かれるのは嫌だ。
「お前ら、いい加減にしろ。七海が話したくない事を無理矢理聞くなよ」
そう言って、阿部は佐々木の首根っこを掴み、私から離れた場所へ座らせる。
阿部が佐々木を連れて行ってくれたおかげで、その場はおさまった。
そして、男達はもう違う話で盛り上がっていた。
佐々木はやっぱり食いついてくる。
そして、「何で別れたの?」と、興味津々に聞いてくる。
「別に何でもいいじゃん」
「えぇー」
別れた理由を話さない私に、佐々木は不満そうな顔をする。
雄二にフラれた理由を知る弥生は、
「何だっていいでしょ。佐々木には関係ない」
と言ってくれたけど、それでも、佐々木は聞きたそうな顔をしている。
別に、雄二の事を引きずっているわけではないし、気持ち的にも落ち着いている。
だけど、いくら仲の良い人でも、興味本位で聞かれるのは嫌だ。
「お前ら、いい加減にしろ。七海が話したくない事を無理矢理聞くなよ」
そう言って、阿部は佐々木の首根っこを掴み、私から離れた場所へ座らせる。
阿部が佐々木を連れて行ってくれたおかげで、その場はおさまった。
そして、男達はもう違う話で盛り上がっていた。