しあわせのかたち
週末――…
今までいた主任と碓井主任の引き継ぎも終わる。
そして、今までいた主任の送別会兼、碓井主任の歓迎会が行われた。
経理課は、飲み会が多い。
年度末の決算が終わった後はもちろん、月度の決算が終わった後も、みんなで飲みに行く事が多い。
元々、弱いわけではなかったけど、甘いお酒しか飲めなかった。
だけど、経理課の飲み会に加え、同期達ともよく飲みに行くから、私は自然とお酒が強くなっていった。
私はいつもの様に弥生の隣でマイペースにビールを飲みながら、目の前にある料理をつまむ。
「七海さんと須賀さんだっけ?」
すると、グラスを手に持った碓井主任が私達の目の前に座る。
「君達は同期なんだってね」
「はい、そうです。あの……、碓井主任って独身でしたよね?今、彼女いるんですか?」
碓井主任の問い掛けに答えた弥生は、お酒の席とはいえ、いきなり不躾な質問をする。
……弥生さん。
あなた、彼氏いましたよね……?
キラキラと目を輝かせ碓井主任に不躾な質問をしている弥生に、私は呆れた視線を向ける。
今までいた主任と碓井主任の引き継ぎも終わる。
そして、今までいた主任の送別会兼、碓井主任の歓迎会が行われた。
経理課は、飲み会が多い。
年度末の決算が終わった後はもちろん、月度の決算が終わった後も、みんなで飲みに行く事が多い。
元々、弱いわけではなかったけど、甘いお酒しか飲めなかった。
だけど、経理課の飲み会に加え、同期達ともよく飲みに行くから、私は自然とお酒が強くなっていった。
私はいつもの様に弥生の隣でマイペースにビールを飲みながら、目の前にある料理をつまむ。
「七海さんと須賀さんだっけ?」
すると、グラスを手に持った碓井主任が私達の目の前に座る。
「君達は同期なんだってね」
「はい、そうです。あの……、碓井主任って独身でしたよね?今、彼女いるんですか?」
碓井主任の問い掛けに答えた弥生は、お酒の席とはいえ、いきなり不躾な質問をする。
……弥生さん。
あなた、彼氏いましたよね……?
キラキラと目を輝かせ碓井主任に不躾な質問をしている弥生に、私は呆れた視線を向ける。