しあわせのかたち
「主任、ちょっとすみません」
私は主任に断りを入れ、化粧室に行く。
化粧室から出ると
「よう!」
「あれ?何で阿部が居るの!?しかも、こんな所で何やってんのよ」
阿部が壁にもたれながら立っていた。
「俺の所も送別会なんだよ」
「へぇ、そうなんだ。じゃぁ、私、戻るわ」
「ちょっと待てよ。なぁ、アイツ、誰?」
そう言いながら、阿部は戻ろうとする私の腕を掴む。
「アイツって?」
そして、腕を掴まれた私は、振り向きながら阿部を見る。
「さっき、喋っていただろ?お前の課にあんな男、居たか?」
喋っていた男……?
「あぁ、主任?この前、うちの課に来た碓井主任だよ。それがどうかした?」
「お前、あんまり知らないヤツとあんな風に気を許して楽しそに話さないだろ。弥生もいないのに。しかも二人で……」
まぁ、いつもなら話さない。
楽しそうだったのかは別として、碓井主任は話しやすかった。
だから、さっきも構えずに普通に話せた。
私は主任に断りを入れ、化粧室に行く。
化粧室から出ると
「よう!」
「あれ?何で阿部が居るの!?しかも、こんな所で何やってんのよ」
阿部が壁にもたれながら立っていた。
「俺の所も送別会なんだよ」
「へぇ、そうなんだ。じゃぁ、私、戻るわ」
「ちょっと待てよ。なぁ、アイツ、誰?」
そう言いながら、阿部は戻ろうとする私の腕を掴む。
「アイツって?」
そして、腕を掴まれた私は、振り向きながら阿部を見る。
「さっき、喋っていただろ?お前の課にあんな男、居たか?」
喋っていた男……?
「あぁ、主任?この前、うちの課に来た碓井主任だよ。それがどうかした?」
「お前、あんまり知らないヤツとあんな風に気を許して楽しそに話さないだろ。弥生もいないのに。しかも二人で……」
まぁ、いつもなら話さない。
楽しそうだったのかは別として、碓井主任は話しやすかった。
だから、さっきも構えずに普通に話せた。