しあわせのかたち
私達はコンビニを出て、近くにある河原に行く。
そして、河川敷に座る。
緊張する……
だけど、ちゃんと返事をしなくちゃ。
「あの、阿部……」
返事をしようと阿部を見ると、阿部はまっすぐ私を見つめていた。
「えっと、あのね。この間の返事なんだけど……」
「うん」
阿部は寂しげな表情で頷く。
「あの……、ごめんなさい。やっぱり……、阿部とは付き合えない。ごめん……」
私は頭を下げながら、阿部への返事をした。
「七海、頭、上げて。俺も気付いてはいたよ。七海はさ……、アイツの事が好きなんだろ?」
えっ?
阿部の言葉に驚いた私は、顔を上げ阿部を見る。
「あの主任の事、好きなんだろ?」
もう一度、阿部は優しくそう言った。
「……わかんない」
阿部に告白されるまで、私は碓井主任の事が好きなのだと思っていた。
今も碓井主任の事が気になるけど。
でも、いろいろ考えたりしているうちに、自分の気持ちがわからなくなっていた。
「でも、阿部の事はやっぱり友達だとしか思えないの」
阿部と一緒に居たらラクだし、気を使わなくていいけど。
「そっか……」
「うん……、ごめんなさい」
私はもう一度、頭を下げる。
そして、河川敷に座る。
緊張する……
だけど、ちゃんと返事をしなくちゃ。
「あの、阿部……」
返事をしようと阿部を見ると、阿部はまっすぐ私を見つめていた。
「えっと、あのね。この間の返事なんだけど……」
「うん」
阿部は寂しげな表情で頷く。
「あの……、ごめんなさい。やっぱり……、阿部とは付き合えない。ごめん……」
私は頭を下げながら、阿部への返事をした。
「七海、頭、上げて。俺も気付いてはいたよ。七海はさ……、アイツの事が好きなんだろ?」
えっ?
阿部の言葉に驚いた私は、顔を上げ阿部を見る。
「あの主任の事、好きなんだろ?」
もう一度、阿部は優しくそう言った。
「……わかんない」
阿部に告白されるまで、私は碓井主任の事が好きなのだと思っていた。
今も碓井主任の事が気になるけど。
でも、いろいろ考えたりしているうちに、自分の気持ちがわからなくなっていた。
「でも、阿部の事はやっぱり友達だとしか思えないの」
阿部と一緒に居たらラクだし、気を使わなくていいけど。
「そっか……」
「うん……、ごめんなさい」
私はもう一度、頭を下げる。