ボクサーな彼女
その後、二人は楽しいデートを満喫した。
そして、家に帰った。
陸は家に帰ると、理亜に彩とこんなことがあったという話をした。理亜は嬉しそうに、うんうん、と聞いていた。
「まぁ、彩はドSだからな~。であったときからそんな感じだったよ。えげつない。
常に極限の世界で戦わないと気がすまないようなやつだったし、厳しくて周りが吐いてるのみて、
練習してる感に浸ってるようなやつ…
けど、そうやって、自分をきちんと持ってて戦えるのって凄いことで…周りがそれをちゃんと見てるんだよね。
だから後輩もついてくるし、みんなから好かれる。
そして、トップにもなれる。
だからそういう意味で俺はあいつのこと好きなんだよな~」と理亜は言った。
「ふーん、そうなんだあ。確かに言われたらそうかもしれないね。俺はドM?」と陸が聞くと、
「違うと思うよ。お前の場合は彩を愛しすぎてるだけだと思うな~」と理亜、
「そっか。良かった。あっ、ねぇ、兄貴、俺、明日、彩さんと海デート行く約束してるんだ!!どう思う?」と、陸が言うと、
「良いじゃん。行ってこいよ。もう大丈夫なんだろ?彩がそばにいて…お前だって強くなった。同じことは起きねぇよ。一緒に泳いでこい♪楽しいぞ!!」と、理亜は笑いながら陸の頭を撫でると、「うん、ありがと。彩さん、海大好きなんだって…」と陸も嬉しそうに笑いながら言った。
「そうか、そうか、なら楽しいだろう。存分に楽しんでおいで♪けど、彩から目を離すなよ。あいつ天然だからすぐにナンパされる」と理亜は言った。
「うん、大丈夫!!だって彩さん、俺しか眼中にないっていつも言ってくれるもん」と陸が笑うと、
「こいつ~のろけやがって!!俺だって言われてぇよ」と理亜が言うと、
「あら?紀子さん言ってくれないの?寂し~」と陸は言った。
「おい、言うな」と理亜が言うと、「上手くいってないの?」と心配そうに陸が言う。
「そうじゃない。けど、俺が忙しいの言い訳にして紀子とすれ違ってる、ほんとは辛いんだぜ?」と力なく笑う理亜に、
「あんなバカップルだったのに…。兄貴、俺、紀子さんと二人で話してもいい?兄貴の気持ちちゃんと感じたから」と陸は言った。
そして、後日、陸は紀子と二人であった。
「紀子さーん、お久しぶりです!!」と陸は言った。「あら?陸くん?久しぶりね。元気?」と紀子、「はい。お陰さまで…」と陸はニコッと笑った。
「相談したいなぁ~って思って…姉さんに」と陸がニコッと笑うと、
「やめてよ。恥ずかしい…」と照れながら言う紀子に、
「何で~?紀子さん、兄貴と結婚したんだから、俺の姉さんだよ?」と言う陸に、
「そうなんだけど…照れるじゃない。急に姉さんなんて言われると。言われたことないのに…」と、紀子、
「それもそうだね~」と陸は楽しそうに笑った。
「何でそんな楽しそうなのよ」と紀子、
「だってぇ~久しぶりに紀子さんに逢えたんだもん!!ダメ?」と上目遣いの陸に対して、
「その顔は反則よ!!ずるいなぁ~。で、相談ってなに?」と紀子が言った。
「うん、あのね~最近、彩さん、俺に冷たいの。一緒にも帰ってくれなくて…。こないだなんか、別れる?とか真顔で言われてね…辛かったんだよね」と陸が言うと、
「あら?あの彩ちゃんが?まぁ元々理亜のことが好きだったしね~」と紀子、
「紀子さんまでそんなこと言わないで下さいよ~。最近ね、出来る後輩が入ってきて…その子に時間費やして…俺のこと放置するんだあ」と陸が言うと、
「それで?陸くんはどうしたいの?彩ちゃんが好きなのは陸くんで恋人はあなた一人でしょ?自信持ったらいいじゃない。
それとも、俺の彼女だから、あんまり仲良くしないでもらえない?とでも言う?1回くらい言ってちゃんとタイマンでもすればいいじゃない。本人には言ったんでしょ?」と紀子に言われ、
「はい。まぁそうなんですけど…。辛くて…」と陸が言うと、
「情けないわね、私に何を言わせるの!!自分で解決しなさいよ~」と紀子は笑って言った。
「紀子さんはどうなの?兄貴と上手くいってないんでしょ?」と、陸が急に話を振ると、紀子の顔色は変わった。
「なんて言ってるの?理亜は私と別れたいと?」と、紀子が辛そうな顔をして聞くと、
「逆だよ。今はほんとに社会に出たばかりでプロとして頑張るにはあんまりお金にならないのに忙しすぎるから、紀子さんには迷惑かけまくってるって。ほんとはせっかく婚約したんだから、一緒に二人で暮らして、ずっと一緒にいたいって。専業主婦になって支えてもらいたいって言ってた。俺、羨ましくて…やっぱり兄貴かっこいいなぁって思ったんだよね。だから紀子さん、もう少し兄貴のそばで兄貴のために、頑張ってもらえませんか?兄貴は紀子さんを愛してる。浮気なんてあり得ないし。ねっ?」と陸は笑った。
「ありがと。陸くん、あのね、私は
浮気しても、帰ってきてくれる場所が私のもとならそれでいいと思ってるのよ。理亜を信じてるから」と陸が言うと、
「そうですか。良かったあ。じゃあ早く仲直りしてくださいね。兄貴かなり落ち込んでるし機嫌悪いから。毎日ちゅーでもして大好きアピールしてあげて下さいよ。喜ぶと思います」と陸は言った。
「そうね。考えとくわ。あなたたちもよ?」と紀子は笑った。
「そういえば…こないだ海に行ったんでしょ?二人で…どうだった?」と紀子が聞くと、
「楽しかった。彩さんやっぱりきれいで…海も、きれいだなって思った。彩さんとならこれからも海行ける!」と陸が言うと、
「それは良かった。安心したわ。そろそろ帰りましょう?」と紀子は言って、紀子と、陸は家に帰った。
後日、紀子と、理亜はちゃんと話し合いをした。お互いの気持ちをぶつけ合い、上手くまとまった。
夏休み後半、部活は始まった。彩と栄介の関係は変わらずだったが、彩はキャプテンとして、栄介だけじゃなく、みんなと関わるようになった。
そして、家に帰った。
陸は家に帰ると、理亜に彩とこんなことがあったという話をした。理亜は嬉しそうに、うんうん、と聞いていた。
「まぁ、彩はドSだからな~。であったときからそんな感じだったよ。えげつない。
常に極限の世界で戦わないと気がすまないようなやつだったし、厳しくて周りが吐いてるのみて、
練習してる感に浸ってるようなやつ…
けど、そうやって、自分をきちんと持ってて戦えるのって凄いことで…周りがそれをちゃんと見てるんだよね。
だから後輩もついてくるし、みんなから好かれる。
そして、トップにもなれる。
だからそういう意味で俺はあいつのこと好きなんだよな~」と理亜は言った。
「ふーん、そうなんだあ。確かに言われたらそうかもしれないね。俺はドM?」と陸が聞くと、
「違うと思うよ。お前の場合は彩を愛しすぎてるだけだと思うな~」と理亜、
「そっか。良かった。あっ、ねぇ、兄貴、俺、明日、彩さんと海デート行く約束してるんだ!!どう思う?」と、陸が言うと、
「良いじゃん。行ってこいよ。もう大丈夫なんだろ?彩がそばにいて…お前だって強くなった。同じことは起きねぇよ。一緒に泳いでこい♪楽しいぞ!!」と、理亜は笑いながら陸の頭を撫でると、「うん、ありがと。彩さん、海大好きなんだって…」と陸も嬉しそうに笑いながら言った。
「そうか、そうか、なら楽しいだろう。存分に楽しんでおいで♪けど、彩から目を離すなよ。あいつ天然だからすぐにナンパされる」と理亜は言った。
「うん、大丈夫!!だって彩さん、俺しか眼中にないっていつも言ってくれるもん」と陸が笑うと、
「こいつ~のろけやがって!!俺だって言われてぇよ」と理亜が言うと、
「あら?紀子さん言ってくれないの?寂し~」と陸は言った。
「おい、言うな」と理亜が言うと、「上手くいってないの?」と心配そうに陸が言う。
「そうじゃない。けど、俺が忙しいの言い訳にして紀子とすれ違ってる、ほんとは辛いんだぜ?」と力なく笑う理亜に、
「あんなバカップルだったのに…。兄貴、俺、紀子さんと二人で話してもいい?兄貴の気持ちちゃんと感じたから」と陸は言った。
そして、後日、陸は紀子と二人であった。
「紀子さーん、お久しぶりです!!」と陸は言った。「あら?陸くん?久しぶりね。元気?」と紀子、「はい。お陰さまで…」と陸はニコッと笑った。
「相談したいなぁ~って思って…姉さんに」と陸がニコッと笑うと、
「やめてよ。恥ずかしい…」と照れながら言う紀子に、
「何で~?紀子さん、兄貴と結婚したんだから、俺の姉さんだよ?」と言う陸に、
「そうなんだけど…照れるじゃない。急に姉さんなんて言われると。言われたことないのに…」と、紀子、
「それもそうだね~」と陸は楽しそうに笑った。
「何でそんな楽しそうなのよ」と紀子、
「だってぇ~久しぶりに紀子さんに逢えたんだもん!!ダメ?」と上目遣いの陸に対して、
「その顔は反則よ!!ずるいなぁ~。で、相談ってなに?」と紀子が言った。
「うん、あのね~最近、彩さん、俺に冷たいの。一緒にも帰ってくれなくて…。こないだなんか、別れる?とか真顔で言われてね…辛かったんだよね」と陸が言うと、
「あら?あの彩ちゃんが?まぁ元々理亜のことが好きだったしね~」と紀子、
「紀子さんまでそんなこと言わないで下さいよ~。最近ね、出来る後輩が入ってきて…その子に時間費やして…俺のこと放置するんだあ」と陸が言うと、
「それで?陸くんはどうしたいの?彩ちゃんが好きなのは陸くんで恋人はあなた一人でしょ?自信持ったらいいじゃない。
それとも、俺の彼女だから、あんまり仲良くしないでもらえない?とでも言う?1回くらい言ってちゃんとタイマンでもすればいいじゃない。本人には言ったんでしょ?」と紀子に言われ、
「はい。まぁそうなんですけど…。辛くて…」と陸が言うと、
「情けないわね、私に何を言わせるの!!自分で解決しなさいよ~」と紀子は笑って言った。
「紀子さんはどうなの?兄貴と上手くいってないんでしょ?」と、陸が急に話を振ると、紀子の顔色は変わった。
「なんて言ってるの?理亜は私と別れたいと?」と、紀子が辛そうな顔をして聞くと、
「逆だよ。今はほんとに社会に出たばかりでプロとして頑張るにはあんまりお金にならないのに忙しすぎるから、紀子さんには迷惑かけまくってるって。ほんとはせっかく婚約したんだから、一緒に二人で暮らして、ずっと一緒にいたいって。専業主婦になって支えてもらいたいって言ってた。俺、羨ましくて…やっぱり兄貴かっこいいなぁって思ったんだよね。だから紀子さん、もう少し兄貴のそばで兄貴のために、頑張ってもらえませんか?兄貴は紀子さんを愛してる。浮気なんてあり得ないし。ねっ?」と陸は笑った。
「ありがと。陸くん、あのね、私は
浮気しても、帰ってきてくれる場所が私のもとならそれでいいと思ってるのよ。理亜を信じてるから」と陸が言うと、
「そうですか。良かったあ。じゃあ早く仲直りしてくださいね。兄貴かなり落ち込んでるし機嫌悪いから。毎日ちゅーでもして大好きアピールしてあげて下さいよ。喜ぶと思います」と陸は言った。
「そうね。考えとくわ。あなたたちもよ?」と紀子は笑った。
「そういえば…こないだ海に行ったんでしょ?二人で…どうだった?」と紀子が聞くと、
「楽しかった。彩さんやっぱりきれいで…海も、きれいだなって思った。彩さんとならこれからも海行ける!」と陸が言うと、
「それは良かった。安心したわ。そろそろ帰りましょう?」と紀子は言って、紀子と、陸は家に帰った。
後日、紀子と、理亜はちゃんと話し合いをした。お互いの気持ちをぶつけ合い、上手くまとまった。
夏休み後半、部活は始まった。彩と栄介の関係は変わらずだったが、彩はキャプテンとして、栄介だけじゃなく、みんなと関わるようになった。