ボクサーな彼女
そしてまた、今年も冬の大会を迎えた。
みんなは自信に満ちた顔をしていた。
個人の部では栄介が大活躍し、優勝した。
陸も負けじ、と必死に頑張り、ベスト4入賞した。
彩は記録を伸ばし、またしても連覇。
今やJKは最強となっている。
団体の部では、圧倒的な強さを誇り、圧勝で優勝した。
表彰式終了後、理亜とボスは駆けつけてくれた。
「ボス、来てくれたんですね!!嬉しいです」と彩が言うと、
「当たり前だろ!俺がお前の大会に応援に来なかったことがあるか?毎回ちゃんと来てるだろ!」とボスは笑った。
「そうですね。いつもありがとうございます。ボスに見守られてると思うとそれだけで力になります」と彩が笑顔で返すと、
陸が咳払いをしながら近づいてきた。
特に何も言うわけではなかったので理亜が変わりに
「おい、陸の前で平気でボスをそそのかしてるんじゃねぇぞ」と言った。
「あら、陸いたの?」ととぼける彩に、
「やっぱり喧嘩売ってますよね!!」という陸、
「まぁまぁ、そう言うなや。陸、俺は人の女に手は出さないよ。ましてや可愛い後輩の女にはね。
けど、彩はほんとに立派で尊敬はしてる。それだけは理解して許してよ?
彩に鍛えられて今があるんだろ?文句言うな。
その彩を鍛えたのは紛れもなくこの俺なんだから」とボスは言った。
「カッコつけすぎですよ。かっこいいけど」と彩は言った。
「だろ?まぁあんまり言うと陸に泣かれそうだからもうやめるよ♪じゃあまたな。俺、行くわ」とボスは言って去って言った。
「ねぇねぇ、彩さん、俺にもカッコいいって言って?」と陸が言うと、
「カッコいいよ。いつも優しくて、いつも私の味方でいてくれる。何より今日の大会の陸はいつも以上にカッコ良かったよ」と彩は陸に最高の笑顔で言った。
「ありがと、彩さん大好き」と陸は言って彩に抱きついた。
理亜は何も言えずにただ立っている。
そこに紀子がきて、「あら、二人とも、ラブラブね~。どーしたの?理亜…突っ立って…彩ちゃん、陸君おめでと」と言った。
彩と陸はその抱き合ったままの状態で、「ありがとうございます」と言った。
「俺も彩のこと抱き締めたかった。ボスのことは喜んだのに…俺のことは喜んでくれないんだね。俺、寂しいわ…」と切なそうにぼやいた理亜に、
「理亜…」と紀子、
「ダメ~。俺のだもん。兄貴には抱き締めさせないよ~」とふざける陸だが、
本気で寂しがっている理亜を感じて、
「少しだけだよ?」と言って、彩から離れた。
「そんなつもりないんだ!!ただ彩に言って欲しかった」と理亜が言うと、
「気恥ずかしくて…理亜さん、紀子さん、来てくれてありがとうございます。私ね、みんなに支えられて励まされてここまで来たんだと思ってるよ。だからすごく嬉しいです」と彩は照れながら言った。
理亜はその言葉で充分だった。満足そうに笑い、「ありがとう」と言った。
「紀子、俺らも帰ろう。二人の家に…」と理亜が言うと、
「お二人とも…一緒に住むことになったんですね!!おめでとうございます」と彩は言った。
「そうなの!!やっとね、理亜も安定してきたし、こないだから二人で住み始めたのよ!!」と紀子は言って笑った。
そして、二人は仲良く腕を組んで去って行った。
「そろそろ俺らも学校帰ろうか」と那須崎に言われ、彩たちは学校に帰った。
冬休みになった。
自主練をするのは彩と栄介だけ。
他の人たちは色々と忙しいと参加しなかった。
「二人きりの練習なんて…寂しすぎますね」と栄介が言うと、
「そうね。けど私は嬉しいわよ!!あなたみたいに一人でも一緒に練習してくれる人がいて…」と彩が言うと、
「そう言ってもらえると嬉しいです。あ、でもなんで陸さん来ないんですか?喧嘩でもしたんですか?」と栄介が言うと、
「陸ね~何でだろ?」と彩は言った。
「わからないんですか!?」と栄介に言われ、「最近冷たい」と彩、
「ふーん。珍しい!!たまには練習せずにデートでもしたらどうですか?陸さんだって寂しい想いしてるんじゃないですか?」と栄介、
「そう思う?」と彩、
「はい。それで最近毎日練習来てるんでしょ?」と栄介、
「ばれてたのね」と彩は言って笑った。
「分かりやすすぎます。まぁ今日は一緒に練習しますけど、明日からは少し休んで下さい。彩さんは休まなすぎですから、そして、陸さんとデートたくさんしてください!!それで練習更に厳しくされても困りますから!!」と栄介は言って
「わかったわ、ありがとう。栄介」と彩は言った。翌日から彩は休みに入った。
みんなは自信に満ちた顔をしていた。
個人の部では栄介が大活躍し、優勝した。
陸も負けじ、と必死に頑張り、ベスト4入賞した。
彩は記録を伸ばし、またしても連覇。
今やJKは最強となっている。
団体の部では、圧倒的な強さを誇り、圧勝で優勝した。
表彰式終了後、理亜とボスは駆けつけてくれた。
「ボス、来てくれたんですね!!嬉しいです」と彩が言うと、
「当たり前だろ!俺がお前の大会に応援に来なかったことがあるか?毎回ちゃんと来てるだろ!」とボスは笑った。
「そうですね。いつもありがとうございます。ボスに見守られてると思うとそれだけで力になります」と彩が笑顔で返すと、
陸が咳払いをしながら近づいてきた。
特に何も言うわけではなかったので理亜が変わりに
「おい、陸の前で平気でボスをそそのかしてるんじゃねぇぞ」と言った。
「あら、陸いたの?」ととぼける彩に、
「やっぱり喧嘩売ってますよね!!」という陸、
「まぁまぁ、そう言うなや。陸、俺は人の女に手は出さないよ。ましてや可愛い後輩の女にはね。
けど、彩はほんとに立派で尊敬はしてる。それだけは理解して許してよ?
彩に鍛えられて今があるんだろ?文句言うな。
その彩を鍛えたのは紛れもなくこの俺なんだから」とボスは言った。
「カッコつけすぎですよ。かっこいいけど」と彩は言った。
「だろ?まぁあんまり言うと陸に泣かれそうだからもうやめるよ♪じゃあまたな。俺、行くわ」とボスは言って去って言った。
「ねぇねぇ、彩さん、俺にもカッコいいって言って?」と陸が言うと、
「カッコいいよ。いつも優しくて、いつも私の味方でいてくれる。何より今日の大会の陸はいつも以上にカッコ良かったよ」と彩は陸に最高の笑顔で言った。
「ありがと、彩さん大好き」と陸は言って彩に抱きついた。
理亜は何も言えずにただ立っている。
そこに紀子がきて、「あら、二人とも、ラブラブね~。どーしたの?理亜…突っ立って…彩ちゃん、陸君おめでと」と言った。
彩と陸はその抱き合ったままの状態で、「ありがとうございます」と言った。
「俺も彩のこと抱き締めたかった。ボスのことは喜んだのに…俺のことは喜んでくれないんだね。俺、寂しいわ…」と切なそうにぼやいた理亜に、
「理亜…」と紀子、
「ダメ~。俺のだもん。兄貴には抱き締めさせないよ~」とふざける陸だが、
本気で寂しがっている理亜を感じて、
「少しだけだよ?」と言って、彩から離れた。
「そんなつもりないんだ!!ただ彩に言って欲しかった」と理亜が言うと、
「気恥ずかしくて…理亜さん、紀子さん、来てくれてありがとうございます。私ね、みんなに支えられて励まされてここまで来たんだと思ってるよ。だからすごく嬉しいです」と彩は照れながら言った。
理亜はその言葉で充分だった。満足そうに笑い、「ありがとう」と言った。
「紀子、俺らも帰ろう。二人の家に…」と理亜が言うと、
「お二人とも…一緒に住むことになったんですね!!おめでとうございます」と彩は言った。
「そうなの!!やっとね、理亜も安定してきたし、こないだから二人で住み始めたのよ!!」と紀子は言って笑った。
そして、二人は仲良く腕を組んで去って行った。
「そろそろ俺らも学校帰ろうか」と那須崎に言われ、彩たちは学校に帰った。
冬休みになった。
自主練をするのは彩と栄介だけ。
他の人たちは色々と忙しいと参加しなかった。
「二人きりの練習なんて…寂しすぎますね」と栄介が言うと、
「そうね。けど私は嬉しいわよ!!あなたみたいに一人でも一緒に練習してくれる人がいて…」と彩が言うと、
「そう言ってもらえると嬉しいです。あ、でもなんで陸さん来ないんですか?喧嘩でもしたんですか?」と栄介が言うと、
「陸ね~何でだろ?」と彩は言った。
「わからないんですか!?」と栄介に言われ、「最近冷たい」と彩、
「ふーん。珍しい!!たまには練習せずにデートでもしたらどうですか?陸さんだって寂しい想いしてるんじゃないですか?」と栄介、
「そう思う?」と彩、
「はい。それで最近毎日練習来てるんでしょ?」と栄介、
「ばれてたのね」と彩は言って笑った。
「分かりやすすぎます。まぁ今日は一緒に練習しますけど、明日からは少し休んで下さい。彩さんは休まなすぎですから、そして、陸さんとデートたくさんしてください!!それで練習更に厳しくされても困りますから!!」と栄介は言って
「わかったわ、ありがとう。栄介」と彩は言った。翌日から彩は休みに入った。