ボクサーな彼女
「いいの?陸、ほんとは嫌でしょ?」と彩が言うと、
「まぁ少しね。けど、俺はいつでも会えますから!!恋人だもん」と陸は笑った。
翌日、栄介と、彩は早速デートをすることになった。
彩も栄介もラフな服装をしている。どちらも緊張からなのかしばらく無言が続いた。
「あの、今日はありがとうございます」と、栄介が言うと、
「いいのよ。あなたの好きなことしよ?」と彩は微笑んだ。
「ありがとうございます。俺、カフェとかいってコーヒー飲みながらケーキとか食べたいです。一人では中々行けないし…」と栄介が言うと、
「いいわね~!なら美味しいカフェ知ってるよ。早速行きましょうか!!」と彩は言って歩き始めた。栄介は後ろから着いていく。
カフェに着いた二人は向かい合って座った。彩は早々と、メニューを決めていた。
栄介はどれも美味しそうと悩んでいる。
そんな様子を微笑ましく見つめる彩。
「あの、俺、欲張りで…その決めるのに時間かかってすいません」と栄介が謝ると、
「いいのよ。ゆっくり決めて♪ここのはどれ食べても美味しいし、コーヒーも最高よ。陸はあんまり悩まないしすごく新鮮だわ」と彩は言ってニッコリ微笑んだ。
数分後、悩み抜いた末、メニューを決めた栄介、二人は注文した。
「栄介、もしかして私に話したかったんじゃない?今後のこととか」と彩が言うと、
「さすが彩さん、察しがいいですね」と栄介は小さく笑った。
二人の前に注文したケーキとコーヒーが運ばれてきた。それを一口食べた栄介は「うまぁ~」と幸せそうな顔をしていた。
「俺、不安なんです。副キャプテンが俺でいいのかって。怖いです。ボクサーとして、副キャプテンとしてこれからチームを引っ張って行けるのか、戦えるのか…」と栄介は言い出した。
コーヒーをゆっくりすすりながら聞いていた彩は、
「そうね。けど、私はこの一年、あなたを見てきてあなたを副キャプテンにすることを決めたのよ。
私もね、同じことを思った時があったのよ。
ほんと、栄介は昔の私にそっくり。
その時、ボスが私にこんな言葉をかけてくれたわ。
『お前を一人前にするって決めてから、俺はえげつなくお前を厳しく指導したつもりだ。
けど、お前は弱音を吐かず誰よりも努力して俺についてきた。
だから、俺はお前をキャプテンに選んだんだ』ってね。
この言葉に私は救われて励まされてた。
だからこの言葉をそのままあなたに贈るわ。
大丈夫よ。あなたなら!私は信じてる。
あなたも陸も。
何かあったらいつでも連絡してちょうだいね。
もっと陸にも頼って。私が大事にしてるくらい、陸にとってもあなたは大切に思ってるはずだから!!
まぁ、私みたいなムチャはさせないだろうし、吐くほど厳しい練習は無いと思うから、あなたはあなたらしく、栄介のプレイをすればいいわ。
応援してるし、ずっと見守ってるから」と言った。
「ありがとうございます。彩さんはやっぱりカッコいいですね。
優しくて、強くてカッコいい。
そして、キレイですし…陸さんが惚れるのも分かる気がします。
彩さんみたいな人がキャプテンだからみんな文句1つ言わずついてくるんですね。
俺もいつか、そうなりたいです。なれますかね!?」と栄介が言うと、
「もちろんよ!だってあなたは私のもとできっちり学んだんだから!!後は頼むわよ!陸と力を合わせて頑張ってね」と彩は微笑んだ。
栄介は大きくうなずいた。そして、コーヒーをすすった。
「ねぇ、またこうして二人で美味しいケーキ食べに行きましょうね!!」と彩は笑った。
「はい。ありがとうございます」と栄介は笑顔を返した。「そろそろ出ようか?」と彩は言って立ち上がり、栄介も立ち上がった。そして二人はカフェを出た。
「まぁ少しね。けど、俺はいつでも会えますから!!恋人だもん」と陸は笑った。
翌日、栄介と、彩は早速デートをすることになった。
彩も栄介もラフな服装をしている。どちらも緊張からなのかしばらく無言が続いた。
「あの、今日はありがとうございます」と、栄介が言うと、
「いいのよ。あなたの好きなことしよ?」と彩は微笑んだ。
「ありがとうございます。俺、カフェとかいってコーヒー飲みながらケーキとか食べたいです。一人では中々行けないし…」と栄介が言うと、
「いいわね~!なら美味しいカフェ知ってるよ。早速行きましょうか!!」と彩は言って歩き始めた。栄介は後ろから着いていく。
カフェに着いた二人は向かい合って座った。彩は早々と、メニューを決めていた。
栄介はどれも美味しそうと悩んでいる。
そんな様子を微笑ましく見つめる彩。
「あの、俺、欲張りで…その決めるのに時間かかってすいません」と栄介が謝ると、
「いいのよ。ゆっくり決めて♪ここのはどれ食べても美味しいし、コーヒーも最高よ。陸はあんまり悩まないしすごく新鮮だわ」と彩は言ってニッコリ微笑んだ。
数分後、悩み抜いた末、メニューを決めた栄介、二人は注文した。
「栄介、もしかして私に話したかったんじゃない?今後のこととか」と彩が言うと、
「さすが彩さん、察しがいいですね」と栄介は小さく笑った。
二人の前に注文したケーキとコーヒーが運ばれてきた。それを一口食べた栄介は「うまぁ~」と幸せそうな顔をしていた。
「俺、不安なんです。副キャプテンが俺でいいのかって。怖いです。ボクサーとして、副キャプテンとしてこれからチームを引っ張って行けるのか、戦えるのか…」と栄介は言い出した。
コーヒーをゆっくりすすりながら聞いていた彩は、
「そうね。けど、私はこの一年、あなたを見てきてあなたを副キャプテンにすることを決めたのよ。
私もね、同じことを思った時があったのよ。
ほんと、栄介は昔の私にそっくり。
その時、ボスが私にこんな言葉をかけてくれたわ。
『お前を一人前にするって決めてから、俺はえげつなくお前を厳しく指導したつもりだ。
けど、お前は弱音を吐かず誰よりも努力して俺についてきた。
だから、俺はお前をキャプテンに選んだんだ』ってね。
この言葉に私は救われて励まされてた。
だからこの言葉をそのままあなたに贈るわ。
大丈夫よ。あなたなら!私は信じてる。
あなたも陸も。
何かあったらいつでも連絡してちょうだいね。
もっと陸にも頼って。私が大事にしてるくらい、陸にとってもあなたは大切に思ってるはずだから!!
まぁ、私みたいなムチャはさせないだろうし、吐くほど厳しい練習は無いと思うから、あなたはあなたらしく、栄介のプレイをすればいいわ。
応援してるし、ずっと見守ってるから」と言った。
「ありがとうございます。彩さんはやっぱりカッコいいですね。
優しくて、強くてカッコいい。
そして、キレイですし…陸さんが惚れるのも分かる気がします。
彩さんみたいな人がキャプテンだからみんな文句1つ言わずついてくるんですね。
俺もいつか、そうなりたいです。なれますかね!?」と栄介が言うと、
「もちろんよ!だってあなたは私のもとできっちり学んだんだから!!後は頼むわよ!陸と力を合わせて頑張ってね」と彩は微笑んだ。
栄介は大きくうなずいた。そして、コーヒーをすすった。
「ねぇ、またこうして二人で美味しいケーキ食べに行きましょうね!!」と彩は笑った。
「はい。ありがとうございます」と栄介は笑顔を返した。「そろそろ出ようか?」と彩は言って立ち上がり、栄介も立ち上がった。そして二人はカフェを出た。