ボクサーな彼女
「彩さん、何かあったんですか?」と陸は言って彩のもとに来た。「良いことがあったよ」と彩は言った。草津や、ボス、歩美は頭に?を浮かべていた。「なんや、ええことって?」とボスが言って近づいて来た。「えっ、あっ、ボス?何でそんなに関西弁なんですか?急に…」と彩が言うと、「すまん。出てたか?」と笑った。
「私、もう少し、頑張ってみようと思います!!夢が出来たんです」と彩は笑った。「えっ、?夢?」とボス、「オーナーがね、階級があるから戦えない相手もいるけど、男性ボクサーとも戦えるようになったって。これで、草津さんや、栄介と戦える!!」と彩は目を輝かせて言った。「なるほどな」とボスは言った。
「じゃあ、引退しないのね!!今は…」と歩美が嬉しそうに言うと、「はい。もう少し頑張ります」と彩は言った。「彩さん、もう少し頑張ってみるって俺、いつまで待てば良いですか?もうそろそろ、結婚しませんか?」と陸は言った。「こんなところでこんなタイミングで、プロポーズなんてズルいわ。認めない!!」と彩は言った。「認めないって。俺、3度目ですよ?言うの。そのつもりで引退考えてくれたんじゃないんですか?」と陸は言った。
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