お前を守るのは俺だから
職員室に行くと、若そうな先生から教室まで案内された

「俺が呼ぶから入ってきて。そっから自己紹介してね」

「は、はい…」

「そんなに緊張すんなって。あいつら怖そうに見えるけどホントはいいやつらだから。(笑)」


その笑顔をみて、最初は無愛想にみえた先生がすごく優しい先生なんだってわかった。


先生が入ると一気に静まり返る教室。

やっぱり厳しいのかな?

「おーい、工藤!入って来い。」

「し、失礼します……!」


そこにいたのは男子ばっかり。しかも悪そうな。

最悪だよぉ…。


すると…

「あぁ!優乃ちゃんだー!!転校生って優乃ちゃんのことだったんだね♬」

「あっ、今日の…」

「なんだお前、白月たちと知り合いだったのか。じゃ話は早いな。あそこに座れ。」

そういって先生が指さしたのは

金髪男子のとなり。


「よ、よろしくねっ。」


ギロッ


こ、こわっ!


なんで挨拶しただけなのに…!


先が思いやられるよ…
< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop