お前を守るのは俺だから
午前の授業の終わりを告げるチャイムがなり、騒がしくなる教室


ここじゃうるさいし、屋上にいこっかな。


「わー、気持ちいー!ここ、いいかも!」

あまりの気持ちよさに思いっきり背伸びをしていると

「うるせぇ。だまれ。チビ。」

「はい?」

声が聞こえたほうに顔を向けると…


「はっ、颯くん!」

「あ"?」

「えっ、違ったかな?ちゃんと名前、覚えたはずなんだけど…。間違ってたらごめんなさい!」

あたふたしていると

「ふっ、ははははは!お前、うける!」

「え?」

えーっと、今のどこに笑い要素が?


「間違ってねぇよ。おれは笹原颯。お前は…工藤…「優乃ちゃん!」

颯くんの声を遮りこっちに向かってきたのは


「琉生くん!なんでここに?」

「なんでって、ここ、俺らの溜まり場だよ?優乃ちゃんだけだよ〜ここに勝手に来たの。」

「えぇ!ごめんなさい!来たら行けないなんて知らなくて!」

「いいのいいの(笑)。颯が許してたんならみんなも許すだろうし。ね、そうでしょ?」



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