運命。
運命
彼と再会してから、早1週間が経った。
私は、あれから一度も出勤していない。
「クビだろうな…。」
「ママ?クビ?ママの首あるよ!」
翔が首をトントンと叩きながらかわいいことを言ってくる。
それだけで、今の私の不安は全部吹っ飛びそうだ。
「うふふ。そうね。
ママの首はあるよ。
翔、もうそろそろ保育園の時間だから行こうか?」
「うん!!!」
翔と手を繋いで徒歩10分の距離を歩く。
保育園に翔を入れて、今来た道を戻った。