置手紙
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ふふ、ついにきたよ。放課後が!!
「また楽しそうな顔して…」
雪は呆れ顔。
「まぁ、今日一日ずっと気になってたからね」
それにしても三年生の教室はまたなんというか…。
たった一つしか年も変わらないのにこの不思議な感じ。
「えーっと…手紙に書いてたクラスは…」
A組…あ、あった。
「ここだね」
私はそういって目の前にあるドアを勢いよく開けた。
「すいませーん。由井浜って人いますか?」
視線が一斉に私に集まる。
すっごい見られてる…!
少し間があった後で近くにいた数人の男女グループから返事が返ってきた。
「由井浜なら第二音楽室にでもいるんじゃないかな」
って。
私は返事をしてくれた人たちに小さくお礼を言い教室を後にした。