置手紙
--入学式も終わり、4月の半ば。
クラスにはちらほらとグループができ始めている。
私はというと、登校した時に挨拶する席の近い子が2.3人いる程度。
どうにも緊張してしまい、上手く自分から声をかけれずに今に至る。
「はぁー、こういう時に漫画のヒロインみたいにキラっと挨拶できたらなぁ。」
なんて、現実にはそうそうない…
というか、自分には備わっていないコミュニケーション能力に呆れていた。
そんなこんなで逃げるように私は、人気の無い第二音楽室を見つけて居座っていた。
歌うことは好きだ。
特に上手くはないし、特徴的な声でもない。
将来は歌手やアイドルに…!なんて夢がある訳でもない。
クラスにはちらほらとグループができ始めている。
私はというと、登校した時に挨拶する席の近い子が2.3人いる程度。
どうにも緊張してしまい、上手く自分から声をかけれずに今に至る。
「はぁー、こういう時に漫画のヒロインみたいにキラっと挨拶できたらなぁ。」
なんて、現実にはそうそうない…
というか、自分には備わっていないコミュニケーション能力に呆れていた。
そんなこんなで逃げるように私は、人気の無い第二音楽室を見つけて居座っていた。
歌うことは好きだ。
特に上手くはないし、特徴的な声でもない。
将来は歌手やアイドルに…!なんて夢がある訳でもない。