それでもあなたと結婚したいです。
それから、毎日の様に寝るまでディズ○ーの何処を回るかを千春さんと話し合った。
千春さんなんてガイドブックを11冊も佐伯さんに用意して貰って、家に持ってきた。
なんとゆうか、仕事ばっかりしてたからストイックとゆうかやると決めたら徹底的なんだよね。
でも、何だかんだで私も浮かれてる。
「千春さん!これは?この最近出来たアトラクション!すごい面白そう!!」
「じゃあ、それも行きましょう!!」
千春さんの愛用のガイドブックはカラフルなポストイットで隙間なくチェックされていて、まるで七色に羽根が生えた鳥のようだ。
「千春さん休みはバッチリですよね?」
「佐伯にスケジュール調整してもらってるから。一件、気になる案件もあったんだけど、日曜日は大丈夫です!」
「良かった~!私は大分前から申請しておいてたからバッチリです!会社の皆にもお土産買ってくる約束してきました!」
ピースサインでどや顔をしてみると、千春さんは少し照れたように笑い、私にもピースサインを返してくれた。
「皆、ディズ○ーは大好きだから、行く前はこうなるんでしょうね!こんなにテンション上がってたら、当日は相当楽しいんでしょうね!」
「千春さん。私はディズ○ーが楽しみなんじゃなくて、千春さんと行けるからこんなに楽しみなんです!分かってますか?初デートなんですからね!」
「分かってます。俺もそれが相当嬉しいみたいで、恥ずかしいけどこの有り様です。」
千春さんは顔を片手で覆うと、横目でこちらを見てガイドブックをゆらゆらと動かした。
「プッ!あははははっ!」
千春さん、絶対楽しい日にしようね!