それでもあなたと結婚したいです。
24 あなたでないと
一体どうなってる………、久し振りに飲んだ酒が悪かったのか、俺の病気の所為か、頭がガンガンして凄く痛い。
とにかく早く帰りたい。
彼女の元へ………。
早く、………帰らなきゃ………。
俺はそのまま意識を失った。
最近はまっているアプリゲームに、時を忘れて没頭しているとあっと言う間に時間が過ぎていた。
「もう11時か、………千春さん遅いな………。」
昼間の浅海ちゃんの話を思い出す。
(千春さんは私だけだもん………。)
そう思いながらも、メールをしてみる。
「何時頃に帰りますか?っと………うざいかな?別にいいよね?………送信!」
その後、待てど暮らせど、返信は帰って来なかった。
「もう~、飲み会で盛り上がるのは分かるけど、連絡くらいしなさいよね!!」
誰もいない広い部屋で怒ってみる。
返答なし。
「あ~ぁ、虚しい!!寝よ!千春さんのばーか!先に寝ちゃうからね!!」