それでもあなたと結婚したいです。
「花枝?花枝!!」
「らいじょうぶ………れ…す………。」
私は極度の興奮と、肩まで浸かる長湯のせいでのぼせてしまった。
目を覚ますと、私はソファーに冷却ジェルを貼られた状態で寝かせられていた。
「千春さん………?」
「大丈夫?」
「すいません。私のぼせたみたいで………。」
「これ、水だけど………今、飲める?」
「あ、はい。」
千春さんに促されて、のぼせてダルい体を起こした。
「あっ!待って!!」
千春さんが慌てて私を制止する。
「えっ?」
掛けてあったタオルがハラリと落ちると私の上半身は丸見えになった。
「わぁーー!!!私、裸?!!」
急いで屈むと千春さんが空かさずタオルで包んでくれた。
「ごめん!!勝手に着替えさせたら悪いと思って、タオルを掛けてたんだ。」
(おっぱい丸見えになったけど…着替えして貰うよりはましだわ………はぁ~~カッコ悪い………。なんか私、最近こんなのばっか。)
「すいません。大変お見苦しい点をお見せしまして…………それに重かったですよね?」
「お見苦しい点って………ぷっ!あはははっ!」
(自分にがっかりだけど、千春さんのこの笑顔を見れたからいいか………。)