それでもあなたと結婚したいです。
「私、無理です!!こんな所、絶対行けません!!」
「躊躇するのも分かるけど怖いのは最初だけだって、一回ヤっちゃえば後は気持ちいいだけだし。俺も一緒にイッてやるから。」
「身体に自信ありません。もう、こんなにドキドキして爆発しそうです!」
「俺はもう、興奮しちゃって無理なんだけど?ここまで来て、逃げるのか?」
「今………なんて言いました?」
「逃げるのか?いくじなし~~!!だったっけかな?」
桐島の腕を掴んで引っ張った。
「私は逃げたりなんかしない!!こうなったら、イッてやろうじゃない!!」
「おっ!!よく言った!さっ入るぞ!!」
(嫌ー!!無理ー!!気持ちいいどころか昇天してしまいそう!!あー本当にイッちゃうの?!!)
「お次のお客様、お待たせいたしました!!安全ベルトの装着は済みましたでしょうか?それでは絶叫コースターHeaven発車します!いってらっしゃ~~い!!」
「いってきまーす!!イエーイ!!」
隣の男は子供のようにテンションMAXで奇声を発している。
私はといえばもうすでに、半分heavenに足を突っ込んでる状態だ。
何でこんな事になってるのかよく分からないまま、私は今遊園地のジェットコースターの上だ。
「おお!!来る来る来る!!!大丈夫か?花枝?行くぞ!行くぞ!」
「いゃあぁぁ~~~!!やっぱムリムリムリムリ〰〰〰〰〰〰〰〰!!!死ぬぅぅぅー!!!」