それでもあなたと結婚したいです。
「千春さん!どうしたの?何するの?!」
「何って、花枝がどれにするって聞いたんでしょ?」
「そっそうだけど………!」
話している最中もどんどんと私の服は脱がされていく。
エプロンの中に容赦なく侵入してくる手に翻弄されているうちにどんどんと恥ずかしい格好になっていく。
「やっ!千春さん!こんな格好恥ずかし過ぎる!!」
「男のもう一つの夢ってこれらしいよ?」
「えっ?」
じぃ~~っと上から下まで眺められる。
居たたまれなくなって、私の身体に唯一残されたエプロンを押さえて上半身を起こした。
「千春さんの変態!!」
「フフッ………男は誰でも変態なんだよ。知らなかったの?」
押し倒されて、また、キスの雨が降ってくる。
恥ずかしいのに、拒絶できない。
どんどん気持ちよくなって…………。
思考がストップする。
目の前のこの人しか見えなくなる。
無意識に彼の首に手を回して私はキスをせがんでいた。
千春さんは待っていたかの様にキスを止めると、私の瞳を見つめた。
少し落ちてきた前髪を掻き上げながら、少し意地悪そうに微笑む彼は更に私の心を駆り立てる。
「嫌なら止める………どうしたい?」
「こんな格好にしておいて………酷い………。」
「俺が欲しい?」
「そんなこと………恥ずかしくて言えない。」
「今日一日、花枝不足でどうにかなりそうだった。俺は今すぐ花枝が欲しい。花枝はそうじゃなかったの?」
キュンキュン胸がなり過ぎて痛いくらい。
この胸の痛みを無くす方法は1つだけ。
「私も………千春さんが…………欲しい…です。」
「………もっと俺を欲しがって………。」
その言葉を合図に私の身体は千春さんでいっぱいになった。