それでもあなたと結婚したいです。
「超大物優良物件なんでしょ?そんなのが今まで残ってる事自体がおかしいじゃない?………そんな人が結婚相談所に登録したりする?」
「確かに……でもあそこは、ハイクラスな人しか登録出来ない事になってるから、素性がしっかりした人を吟味してたのかと……。」
「女と結婚しても、ゲイじゃ無いとは限らないでしょ?もしかしたら、隠れ蓑にされたのかも。」
「うそっ?うそっ!!どうしよう真弓~!!なんかパニクってきた!」
(最初からずっとパニクってるってば……。)
「取り合えず、確かめるしかないわね。」
「確かめる?」
「今日から、二人っきりの生活でしょ?今夜は花枝から誘ってみなよ。それでも無かったら、かな~りヤバイ事決定だね。」
「………分かった。うん………やってみる!やってみなきゃ分かんないもんね!」
心の切り替えの早い所は、本当にメンタルが強くて羨ましい限りだが今回ばかりは吉と出るか凶と出るか………。
花枝………健闘を祈る!!
さぁ、コーヒー飲もっ!