それでもあなたと結婚したいです。
「まゆ~……。私、女として魅力ないと思う?」
「は?」
「だから、私に抱きつかれてもムラムラしないのかな?」
「私は男じゃないからムラムラは分からないけど……ダメだったの?昨日?」
「うぅ~~………。」
「花枝…泣かないでよ。ちゃんと誘ったの?」
「うん、うん!めっちゃ誘ったよ!これでもかってくらい猫なで声出したよ!!なのに……まるで私の事、手の掛かるペットみたいに頭撫でてくっついて寝ただけだったの~!もうやだ!女のプライドずたぼろだよぉぉ~…。」
いつもの余裕は何処へやら、すっかり、テンパりモードだ。
「花枝…取り合えず鼻かみな!ね?」
「うぅん…まゆ~~ズズゥーーー!」
まるで子供だ。
でも、こんなんだから放っておけないんだよなぁ。