それでもあなたと結婚したいです。
真弓に相談したけど、本当に男の人ってそうなのかな?
私の事、大事にしてるって事なのかな?
あれから私の頭の中はその事でいっぱいになっていた。
会社のファイル保管庫は少し暗くて、静かで考え事をするのには持ってこいだった。
今日は特に白川部長のスケジュールも緩いから、当分はここでゆっくり出来る。
「あ~~あ、さっさと手出してくれたらいいのに……。」
「あれ?新妻の泉さんではありませんか?こんな所でサボリですか?まぁ~~うらやましぃ!」
「びっくりした!急に出て来ないでよ!しかもなんでオカマ口調なわけ?」
「オカマじゃねーよ!人妻風にしたんだろ!!」
「本当………バカね。」
「あ~!!言ったな~!!これでも東大出てんだぞぅ~~プンプン!!」
「うわっ!きもっ!!」
(はぁ~………千春さんもこいつみたいに単純だったら分かりやすかったのに。)