それでもあなたと結婚したいです。

結婚してからそろそろ3ヶ月が過ぎようとしていた。

結婚してからとゆうもの、ずっと頭が混乱したままで、ふと気が緩むとぐったりと体がだるくなった。


「『今日は遅くなるのでご飯はいりません。』…か、何よ!結婚してからまともにご飯食べた事無いくせに……。」


広いリビングで独り口に出してみると、なんだか無償に泣きたくなった。


「なんで、私ばっかり……こんな思いをしなきゃいけないの……。」


喋れば喋るほど静かな涙が頬を伝った。


具合が悪くなると途端にメンタルが弱くなる。

誰かに側に居て欲しくなる。


「千春さん………早く帰って来て……。」


ボーッとソファーに横たわって居るとチャイム鳴った。


「千春さん?!」


急に目が覚めて玄関へ走り出す。


「お帰りなさい!!」




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