Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
○居候します
その日の夜中。
集会も終わり、解散した後、私と南蓮央はマンションに帰ってきた。
頭がぐわんぐわんして気持ち悪ぅ〜…
「う"〜……吐きそう...」
「飲まされ過ぎだっつの。ほら、水」
南蓮央に渡された水を飲むと、少し落ち着いた。
私の何倍も飲んでいたはずの南蓮央は、ピンピンしている。
それどころかまだビール飲んでる。
……おぇ。吐きそ。
「なぁ咲誇」
ビールを片手に、どこからか取り出したスルメを食べる南蓮央が話しかけてきた。
ビールにスルメって……どっかのオヤジか。
「お前さ、家に帰らねぇの?」
また、その話か...
前も言ったじゃん。
「…帰らないよ、あんなところ」
「何か理由があるのか?」
「あんたには、関係ないし」
「ふぅん...」