Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
「キャハハッ!! あなたかっこい〜!!」
「だろぉ〜? ハハハッ!!」
うざいほどに明るく髪を染めたガキどもと、それに群がるウザイ女の声が聞こえる。
こんな奴ら、戦うに値しない。
無視。
通路を進んでいくと、見覚えのある顔があった。
スキンヘッドの3人組。
確か……ここら辺を仕切ってる【雷神】とかいう族の幹部か。
そこそこ強いと聞いた。
丁度いい、相手してやろう。
わざとぶつかり、相手の反応を待つ。
「おいテメェ!! ぶつかって来ておきながら素通りかよ? あぁ!?」
そりゃ、怒るよな。
俺も怒るわ。
まぁこれも、計画通り。