Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
さらに近づかれて、青い髪が触れるくらい近くにある。
「は、離れてよ、南蓮央!!」
「お前……いつまでフルネームなんだよ」
呆れ顔の南蓮央。
そんなこと言われても・・・。
「名前で呼べよ」
「っはぁ!?無理!」
「呼ばねぇとキスする」
持っていたチューハイを取り上げられ、南蓮央の膝の上に移動させられた。
「早く」
「だから無理だってば…んっ!?」
唇に、柔らかくて温かいものが押し付けられる。
少しして離れると、南蓮央は私の頬を撫でた。
「早く呼ばねぇと……前みたいになるぞ」
「!!!」