Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
悔し紛れに睨みつけると、ますます笑みを浮かべた。
「そんな潤んだ目で見つめんなよ……襲われてぇの?」
「なっ……!!変態最低蓮央!!」
「今蓮央って呼んだな、偉い偉い」
子供のように頭をポンポンされ、さらに体温が上昇する。
「もうやだ、寝る!!」
「風呂は?」
「明日の朝入る!」
ドシドシ歩いて、ベッドルームに入った。
リビングからクスクスという笑い声が聞こえてくる。
あいつ……笑ってる!!!
「明日、殺してやる!!」
火照った顔を押さえながら、私はベッドに潜り込んだ。