Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
「それで、だ。明後日、黒薔薇をおびき出す」
「「「……はぁっ!?」」」
幹部全員と、私の声が重なった。
明後日・・・!?
「やるなら早い方がいいしな。といっても、黒薔薇は一人で100を相手にする強者だ。ここにいるメンバーだけで行う」
嘘でしょ……!?
いくら私でも、世界No,2の族のトップ5を一度に相手したらやられるって!!
ここは、正直に言おう・・・。
蓮央の袖を引っ張り、声をかける。
「蓮央、私……」
「来たいなら来い。守ることはできねぇけど……って、お前なら必要ねぇか」
心配するな、と笑って私の頭を撫で、蓮央はどこかに立ち去ってしまった。