Am I What Colors?ー元姫の復讐ー


「嘘だぁぁ!!!」



口を押さえていると、諒真さんの叫び声が部屋に響きわたった。



「嘘じゃねーよ」


「俺は認めんぞ!なぁ圭太!!」


「俺は知ってたけど」


「ぬわにっ!?お前まさかここにカメラを仕込んで……!」


「バカか、見てりゃ分かるだろ」



さらりと言われた圭太の言葉に、ますます頬が熱くなる。


見てりゃ分かるって……そんな雰囲気出してたっけ!?



「だって、蓮央のことちゃんと名前で呼んでたし、蓮央を見る咲誇の顔赤いし」


「あからさまだったぞ」


「嘘、私の顔赤かった!?」


「「タコみたいにな」」



圭太と歩が口を揃えて言った。


た、タコ!?


そこまで赤かったんだ……。

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