Am I What Colors?ー元姫の復讐ー



「おい、なに匂い嗅いでんだよ」


「同じ匂いだから……安心する」


「んな可愛いこと言うと食っちまうぞ」


「ばか……」



言い合いをしていると、蓮央が立ち止まる気配を感じた。


同時に、地面に降ろされる。



「咲誇、目つむったまま上向いて」


「……?」



わけも分からず、上を向いた。



「開けて」



蓮央の声を聞き、ゆっくりと瞼を開けると…………



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