Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
・・・のに。
蓮央は不満そうに眉をひそめた。
「駄目。短い。俺がいいって言うまで離すな」
「な、何で!?」
「総長命令。姫なら、聞けるよな?」
意地悪な笑みを浮かべる『総長』。
どんだけ俺様!?
もう、こうなったらやるしかない・・・
心を決めて、もう一度唇を合わせる。
「ん……」
ゆっくりと、味わうように交わされるキス。
少しの間そうしていたかと思うと、いきなり蓮央の舌が入ってきた。
「ん……っ!?」
すぐに離れるかと思っていたのに、それはどんどん深く、激しくなっていくばかり。
離れようとしても後頭部をいつの間にか押さえつけられていて身動きが取れない。