Am I What Colors?ー元姫の復讐ー


蓮央は満足げに笑って、私を抱き上げた。



「じゃあ、帰って一緒に寝るか」


「……変なことするから拒否」


「しねぇよ。……俺の理性が持てばな」


「もししたら、殴るからね」


「はいはい」



ふと腕時計を見ると、もう4時近くになっている。


日の出とかって……見れないのかな?




「ねぇ、蓮央……日の出見たい」



蓮央に言うと、困ったような顔をしながら海を見た。



「いいけど……眠くないか?結構かかるぞ」


「眠くない……ふぁ…………」


「…………欠伸してんじゃねぇか、また今度な」


「やだ……見る…………」
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