Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
○【睡蓮】
とことん歩かされて着いたのは、これでもかってほど大きな倉庫。
金髪男に連れてこられたところと似ている。
違うのは、止まっているバイクの台数。
その数ざっと……す、数百はある……
数百人の男対私一人だと、流石に勝てるか
分からない。
無傷じゃすまないかも……
「まぁ、入れよ」
青い髪の男は私の背中を押して、倉庫の扉をあけた。
途端に漏れる眩しい光。
それに目を細めたのは、一瞬のことだった。