Am I What Colors?ー元姫の復讐ー


「ダーメ!頼まれてんだから〜」


「頼まれてる……?何を?」



尋ねると、リーダーっぽい男がヘラヘラ笑って私の髪を掴んだ。



「栗原歩がいつも陣取ってる空き教室にいる女を死ぬほど犯せってね♪
金ももらって使っちまったし、断れねぇんだわ〜」



そういうことか。



「こーんな可愛い子だとは思わなかったから、そんなに人数集めなかったけど……まぁいっか♪その分一人あたり増えるしね!」


「…………それ、後で後悔するよ?」


「あぁ?……ぐはっ!?」



目の前にいた男が、正面にあった黒板に叩きつけられ、腹を押さえて呻く。


私の蹴りが急所に命中したみたい。



驚いて身動き取れない左右の男には、腰をひねってからの蹴り。



「ぎゃああっ!?」

「ぐぅっ……!!」



すねをつま先で蹴ったから、かなり痛いんじゃないかな?


自由になった体で、残っている男たちをボコボコにしまくった。



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