Am I What Colors?ー元姫の復讐ー


指をボキボキッと鳴らした諒真が、金髪の頭を踏みつける。



「ぐっ……」


「さっきーはどこだ?
あ、さっきーって言っても分からねぇか。
【桜蘭】の元姫はどこにいる」


「誰が……言う、か…………よ!!」



おお、意外と強情な金髪。


でも、諒真相手に渋るとやべぇぞ。



「言わねぇの?じゃあ強硬手段に出るしかねぇよな〜?」



そう言って、諒真は無表情で金髪の腹を蹴りあげる。


何度も何度も。



「っぐ…………あ゛……」


「そろそろ言う気になったか?」



血を吐く金髪の頭を、容赦なく踏みつける。



「これで言わねぇなら……次は骨折るか」


「ひっ……!!」

< 334 / 469 >

この作品をシェア

pagetop