Am I What Colors?ー元姫の復讐ー



白いソファーに横になって目をつむると、眠くなってきた。


少しだけ、寝ようかな……


そう思いながらまどろんでいると、急に体がズシッと重くなった。


何だろうと思いながら目を開けると……



「何寝てんだよ」


「っ蓮央!?」



蓮央が、私の上に馬乗りになっていた。



「蓮央、葵は……?」


「とっくに寝た。俺らも寝るぞ」


「うん…………ってどこ触ってるの!?」


「寝るって言ったろ」


「そっちの寝る!?ダメ!明日早いんでしょ!!」


「チッ……」



舌打ちをして、蓮央が私の上からどいた。


葵が生まれても、相変わらず狼な蓮央。


毎日止めるのが大変だ。



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