Am I What Colors?ー元姫の復讐ー



どうか間に合いますように、と祈っていると、後ろから肩を叩かれた。



「咲誇」



この声は……



「蓮央!」



振り返ると同時に、教頭の声。



『南 葵』


「はいっ!」



可愛らしい声とともに葵が立ち上がって回れ右をする。


蓮央は葵と目が合ったらしく、笑って手を振っていた。


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