Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
蓮央は3人組の隣に立ったまま、両腕を広げた。
「来い、葵!」
「パパ!」
葵はぴょこんと蓮央に飛びかかり、抱っこされる。
「え……?ぱ、パパ?」
3人組がぱちくりと目を瞬く。
バカにしていた『青髪の子の父』が、こんなイケメンなのだから仕方ない。
「みなさん、俺の子の葵です」
ニコッと笑う蓮央に、3人組は混乱しているみたいだ。
「さきほど、『父親の顔が見てみたい』とお話されていましたよね?俺です、父親」
その言葉に、3人が気まずそうに目をそらし始める。
「咲誇、来い」
蓮央に呼ばれてそばに行くと、肩を抱かれた。