純真～君への想い～

　　　　　　　店の外へ


「近いうちに来なさいね
無理は絶対ダメ、いい」


「はい」


「それじゃあ、またね」


「はい」


はぁー、瑞姫は、喜んでくれるのかな？


「真努佳さん」


後ろを向くと、純礼ちゃんがたっていた。


「純礼ちゃん……、中入る」


純礼ちゃんは、頷いた。





　　　　　　　店内へ

「あの、さっきの人は、誰ですか？」


「あー、灯凜さん
学生時代からの先輩だよ」


「そうですか」


何か、凄く気まずい


「真努佳さんは、私の事、嫌いですか？
最近、避けられてますよね」


「そうかな」


「どうしてですか？」


純礼ちゃん、怒ってる


「さっきの人と付き合ってるんですか？
学生時代の先輩何ですよね

それなら、そうと言ってください

私が邪魔なら邪魔と、言ってください」


何いってるんだ。

そんなこと、違う、違う


「邪魔じゃない、嫌いじゃない

それに、灯凜さんは、千暁の彼女だ」


「じゃあ……、私の事、
どう思ってるんですか？」


純礼ちゃんの事

好きだけど……。


「私は、真努佳さんの事……、
す、す、好きです

此処に、このお店で見かけたときから、

高校生になって、素敵なお店を見つけて、

そのお店で、素敵な人を見つけて、

勿論、お子さんがいることは知っています
けど、それでも、真努佳さんの事、

諦めきれません！」


純礼、ちゃん、が、僕の事、好きって

あれ、何で、泣いてるんだろう。


「真努佳さん」


「ｽ…、…ｷ」


「真努佳さん、聞こえないです」


純礼ちゃんが、心配そうに近くに来て
くれた。


僕は、純礼ちゃんを抱きしめていた。


「僕も、純礼ちゃんの事が好き」


「真努佳さん、嬉しいです」