純真~君への想い~
「お父さん、ただいま」
「お帰り、京弥」
「あっ、純礼さん、いらっしゃいませ」
「京弥君、こんにちは」
もう、帰ってくる時間だったか
「お父さん、どうしたの?」
「いや、何でもない」
そう言いながら、頭を撫でた
「くすぐったい」
この笑顔が可愛い
「冷蔵庫にオヤツあるから、手を洗って
食べるんだぞ」
「うん」
店の奥に入っていった
店の奥は、家になっている
「京弥君、小学生になったんですよね」
「うん」
「可愛いですね」
カランカラン
「あっ、父さん、お帰り」
「ただいま、あっ、いらっしゃい」
僕の父親の政人(マサト)
喫茶店 いろは のマスター
「真努佳、休んできて良いぞ」
「うん、そうする
それじゃあ、純礼ちゃん、ゆっくり
していってね」
「はい」