純真~君への想い~
父さんに休めと言われたが、
寝れないから家事を片付けた


店の方に、用事があった行くと


「父さん…、いないのか」


「真努佳くん」


「灯凜さん」



青山 灯凜 (アオヤマ アカリ) 26歳

中学からの知り合いで先輩

呼吸器内科医で僕の主治医

千暁の彼女


「灯凜さん、何で此処に」


「ちっくんが、兄さん、元気ないって、
言うから」


千暁は医学部だし、何か、察したのかな

心配かけたかな?


「う~ん、顔色悪いわね
隈できてる、寝不足」


「大丈夫ですよ」


「聴診するから、家の中入って」




      リビングへ

「ちょっと、喘鳴聞こえる」


「大丈夫ですよ」


「真努佳くんの大丈夫は、大丈夫じゃない
よね。

それで、何日寝れてないの?」


僕は、黙りこんだ。


「病院嫌いは前からだけど、病院来なきゃ
ダメでしょ!

京弥君に心配かけたいの?」


「うっ、京弥を盾にしないで下さい」


「それで何があったの?」


灯凜さんに言えるわけない。


「好きな子が出来たとか?」


「えっ、何で知って…」


「そっか、純礼ちゃんだっけ」


「な、何で、灯凜さんが知ってるん
ですか?」


「ちっくんが、そうじゃないかって
真努佳くん、分かりやすいから

瑞姫(ミズキ)も喜ぶね」


「そうですかね」


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