平成文化大論争
プロローグ2
ガチャッ
「ただいまー。」
「おかえりなさーい。」
居間から妹の声がした。
「すまん。遅くなっ…。」
「邪魔しているぞ。」
「gり@おくぃrjgq@いkbp」
「お兄ちゃん、うるさい。」
怒られてしまった。
「どうしたんだ?」
「いや、お前がどうしたんだ?」
「異常ない。」
「そうか。」
とりあえず落ち着こう。
深呼吸をして、疑問を口にした。
「そういや会長、どうやって家に入ったんだ?まさか不法侵入じゃないだろうな。」
「お兄ちゃん、友香だよ!!」
「何を言ってんだ、お前は。」
「だーかーらー、友香が入れたの。インターフォンが鳴ったから誰だろうと思ったら芽依さんだったわけ!」
なっ!!
「あのなぁ、会長だから良かったけど、知らない人を家に入れたら駄目だっていつも言っているだろ。」
「ちゃんとインターフォンで知り合ったもん!」
絶句した。
まさか妹がこんなに馬鹿だったとは。
「インターフォンは友達になれる便利な道具じゃねぇよ。」
「お兄ちゃんの言っていること分からない!」
逆切れされた。
もっと俺がしっかりするべきか。
「おーい。私のことを忘れてないか?」
「忘れてた。てか、どうしたんだ?」
「大宮に朗報だ。」
「ん?」
「なんと」
「「なんと?」」
「私が部活を創ったんだ!!」
「そうか、頑張れよ。」
「えー、凄い!」
兄妹で真逆の反応だった。
「何を言っている、大宮。お前も入るんだぞ。」
「は?」
「お前は、どこの部活にも入っていないんだよな。」
確認をするように聞いてくる会長に、
「そうだ。」
と返答した。
「では、部活に入ってもらおう。」
「横暴な!!」
「詳しくは、このメモを読んでおいてくれ。私は帰る。」
邪魔したなと言って、颯爽と帰ってしまった。
「どうするの、お兄ちゃん?」
「折角創ってくれたんだから入部するか。」
渡されたメモを見る。
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