檻の中から捧げる君への嘘









私はこれまで一度も自分に



傷をつけることなく



相手を殺してきたアンバー





その数も誰より多い





そして私は人間が


喜ぶようにわざと血を


飛ばしてかえり血を


浴びるようにしている





その姿からいつの間にか


BLOODY MARYと呼ばれるようになった










私を見るためにやって来る



人間も少なくはない









だから今から私は



少年の血を浴びる
































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